iRSI関数
RSIとは、テクニカル指標の1つでRelative Strength Indexの頭文字を取った略語になります。
RSIを日本語に訳すと相対力指数になります。
相対力指数は買われ過ぎか売られ過ぎかを判断するための指標として利用します。
RSIについては以下の記事を参照してください。
FXのRSIの計算式・期間やオススメの手法についてわかりやすく解説してみた
RSIとは、Relative Strength Indexの略語で一定期間内の相対的な「買われ過ぎ」「売られ過ぎ」を表します。 RSIはJ.W.ワイルダーが考案したテクニカル指標になります。 今回は、FXのRSIの計算式・期間やオススメの手法についてわかりやすく解説してみました。
iRSI関数とはRSIの値を取得するために使用する関数になります。
RSIの計算式
RSIの計算式は過去の一定期間の上げ幅(前日比)の合計を
同じ期間の上げ幅の合計と下げ幅の合計を足した数字で割って、100を掛けたものです。
RSIの数字は0〜100で表されて、一般的には
- 70~80%以上で買われすぎライン
- 20~30%以下で売られすぎライン
と判断されます。
iRSI関数の書式
iRSI関数の書式は以下のようになります。
double iRSI( string symbol, // 通貨ペア int timeframe, // 時間軸 int period, // 平均期間 int applied_price, // 適用価格 int shift // シフト );
iRSI関数の引数の説明
iRSI関数の引数の説明していきます。
string symbol
symbolは通貨ペアを指定します。
通貨ペア名を指定せず、チャートの通貨ペアのRSIの値を取得したい場合はNULLを設定します。
int timeframe
timeframeはRSIの値を計算する時間軸の指定します。
種類 | 定数 | 説明 |
---|---|---|
PERIOD_CURRENT | 0 | 現在の時間足 |
PERIOD_M1 | 1 | 1分足 |
PERIOD_M5 | 5 | 5分足 |
PERIOD_M15 | 15 | 15分足 |
PERIOD_M30 | 30 | 30分足 |
PERIOD_H1 | 60 | 1時間足 |
PERIOD_H4 | 240 | 4時間足 |
PERIOD_D1 | 1440 | 日足 |
PERIOD_W1 | 10080 | 週足 |
PERIOD_MN1 | 43200 | 月足 |
int period
periodはRSIの値を計算する期間の指定します。
int applied_price
applied_priceはRSIの値の計算に使用する価格データの指定します。
種類 | 定数 | 説明 |
---|---|---|
PRICE_CLOSE | 0 | 終値 |
PRICE_OPEN | 1 | 始値 |
PRICE_HIGH | 2 | 高値 |
PRICE_LOW | 3 | 安値 |
PRICE_MEDIAN | 4 | |
PRICE_TYPICAL | 5 | |
PRICE_WEIGHTED | 6 |
int shift
shiftはRSIの値を取得したいバーの位置の指定します。
- 現在のバーであれば:0
- 1本前のバーであれば:1
- 2本前のバーであれば:2
と言う形で記述します。
まとめ
今回はiRSI関数について説明しました。
よく使うテクニカル指標なので、しっかりとiRSI関数を使いこなせるようになりましょう。
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