インデントとは
インデントとは、プログラムを見やすくするための字下げのことです。
インデントのことを字下げとも読んだりします。
インデントを行うことでプログラムは格段に見やすくなります。
しかし、なぜインデントを行う必要があるのか?
それは、プログラムはコンピューターが読むだけではなく人も読むものだからです。
他の人が作ったプログラムを読むことや自分が書いたプログラムを後で読むこともあります。
つまり、人が読むことを配慮したプログラムの書き方が必要になります。
メジャーなインデントスタイル
今現在、一般に知られているインデントスタイルは以下のパターンがあります。
- 1字下げにつき→タブスペース1字
- 1字下げにつき→半角スペース4字
- 1字下げにつき→半角スペース2字
それぞれのメリットとデメリットは以下のようになります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
タブスペース1字 | 1回のキー入力で入力できる。 ファイルサイズが削減できる。 エディターで好きな幅に設定できる。 | 環境によって見た目が異なる。 引数部分をインデントする場合に 半角スペースと混同しなければならなくなる。 |
半角スペース4字 | 多くの人にとって読みやすい。 どの環境でも同じように表示される。 引数部分を同様にインデントできる。 | ファイルサイズが大きくなる。 入力に4回のキー入力を要する。 |
半角スペース2字 | どの環境でも同じように表示される。 引数部分を同様にインデントできる。 | 多くの人にとって読みにくい。 |
コメントとは
プログラムは記述した順番に処理が行われますが、
プログラムの中には、この処理はこのように行っているという説明をする必要があります。
処理の説明を行うことをコメントと言います。
しかし、説明文をそのままプログラム内に記述すると
プログラムをコンパイル(翻訳)すると文法エラーとなります。
つまり、プログラム中にコメントを記述する場合は、
どこからどこまでがコメントなのかをわかりやすくする必要があります。
コメントを記述する場合は”/* ~ */”と”//”の2つタイプののコメントを使うことができます。
/* コメントを記述する */
コメントは複数行に渡って記述することができます。
あくまで「/*」で開始され「*/」で終わるまでの間に書かれたものは全てコメントとなります。
/* コメントを記述する 複数行に渡ってコメントは 記述できます。 */
他にも//だと
// 行末までコメント
という形でコメントを書くことが可能です。
適切な文と適切な量のコメントをプログラムに記述することで、
それがどのようなプログラムなのかを明確に知ることができるようになります。
まとめ
インデントやコメントを活用することでプログラムの処理をわかりやすくなります。
また、プログラムが複雑になればなるほど、インデントとコメントが大切になってくるので、
しっかりと見やすく美しいソースコードを心がけましょう。
インデント:字下げのこと
コメント:プログラムの処理をわかりやすくする
コメント