文字と数値について
プログラミングにおいて同じ「1」でも実は違います。文字と数値は別々なものとして認識されます。
今回はプログラミングにおける文字と数値の違いについて説明していきます。
文字
文字は1つの文字を表すために使用されます。例えば「a」や「A」などは文字になります。
プログラムの中で文字を表現する場合にはシングルクオーテーション(‘)で囲んで表現します。
文字は以下のように記述します。
'a' 'G'
また「0」や「1」と言った数字も文字として扱うことができます。
'0' '1'
注意すべき点は’1’と記述した場合は数値ではなくあくまで「1」という文字だということです。
数値と文字は区別されますので’1’に対しては計算などは行えないので注意しましょう。
文字列
文字は1つの文字を表すために使いました。文字列というのは複数の文字の並びのことを言います。
例えば「abc」であるとか「apple」などです。
文字列を表現する場合にはダブルクオーテーション(“)で囲んで表現します。
文字列は以下のように記述します。
"abc" "Watch" "漢字"
文字列には日本語なども含めることができます。
文字列というのは複数の文字を組み合わせたものですので、文字の組み合わせで表現することができます。
"abc" <==> 'a' + 'b' + 'c' + '¥0'
数値
数値は計算を行ったりする場合に利用されます。
文字として「1」や「2」と表した場合は文字でしたが、
数値として扱う場合は四則演算などに活用することが可能になります。
プログラムの中で数値を表現する場合にはそのまま記述します。
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数値は大きく分けると2つに分けることができます。
- 整数
- 小数点を含む実数(浮動小数点数)
実数は浮動小数点数と呼びます。よく使われる言葉ですので覚えておいて下さい。
整数を表す場合、10進数であればそのまま記述しますが8進数の場合は先頭に「0」を付けて記述し、
16進数の場合は先頭に「0x」を付けて記述します。
25 045 0x3E
まとめ
同じ「1」という値でも、文字としての「1」と数値としての「1」は別物です。
しっかりと文字と数字の違いを理解しましょう。
数字の場合:そのまま記述する
文字の場合:シングルクオーテーション(‘)で囲む
文字列の場合:ダブルクオーテーション(“)で囲む
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